「人と地球環境の未来」のための取り組み Future for People and Global Environment
エフオングループは「人と地球環境の未来」のため、木質バイオマス発電事業、省エネルギー支援サービス事業、山林事業を持続的に発展することにより、社会の脱炭素実現に取り組みます。
TCFD開示
エフオングループは、2022年9月、TCFD提言への賛同を表明しました。
当社の2030年の「目標及び指標」は、次のとおりです。
1. バイオマス発電の発電量拡大による当社の成長と社会のカーボンニュートラルへの貢献
・GHG排出量 2030年までに2021年度比50%削減(木質チップ由来の排出量を除く)
※2050年までにカーボンニュートラルを達成(木質チップ由来の排出量を含む)
・木質バイオマス発電量 2021年度:5億kWh 2030年度:10億kWh
2. 社有林の拡大及び伐採後の植林により、森林吸収量を拡大して気候変動抑制に貢献するとともに、カーボン・クレジットを創出しオフセットに寄与
・2021年度:森林CO2吸収量3,040t-CO2
・2030年度:森林CO2吸収量6,000t-CO2
GHG排出量
当社グループの2022年4月から23年3月までのGHG排出量は、以下の通りです。
Scope 1(当社グループによる温室効果ガスの直接排出)
: 134,268t-CO2
Scope 2(他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出)
: 300t-CO2(マーケット基準)
576t-CO2(ロケーション基準)
※ 温対法係数を活用した推計値です。
今後は実測値に基づく排出量算定を予定しております。
<実測値に基づくGHG排出量>
2021年7月から2022年6月までのGHG排出量について実測値に基づいて算定しました。
GHG排出量:4,595t-CO2(内、Scope 1:4,173t-CO2、Scope 2:422t-CO2)
※木質チップ(木材)由来の排出量を実測値に基づいて算定しています。
GXリーグ参画
エフオングループは、カーボンニュートラルへの移⾏に挑戦するため、2023年度からGX(グリーン・トランスフォーメーション)リーグに参画しています。 カーボンニュートラルの実現に向け、グループの温室効果ガス排出量の削減を図るとともに、森林由来カーボンクレジットの創出を目指します。
生物多様性の保全
エフオングループは日本国内に広大な山林を所有し、豊かな自然資本の恩恵のもとに事業活動を営む一方で、生態系、生物多様性に影響を与えています。 生物多様性を保全し回復させることは、私たちの使命であると同時に、エフオングループの持続可能性を高めるうえでも重要な経営課題であると認識しています。 このような認識のもと、エフオングループは、生物多様性に配慮した事業活動に取り組んでいます。 <事例:希少種保護への取り組み> エフオングループでは、2023年より京都府京都市右京区の社有林約550haを対象に、株式会社バイオームと協働で生物多様性調査を行っています。 2024年現在、環境省のレッドデータブック(RDB)で絶滅危惧IB類(EN)であるクラガリシダをはじめ、様々な動植物の生息を確認しました。 今後も、多様な動植物が自然に繁殖できる環境を守り続け、ネイチャーポジティブの実現に貢献してまいります。
調査履歴
実施年度 |
調査内容 |
2023 |
植物、鳥類、両性類の生息状況調査 |
2024- |
植物、鳥類、両生類、魚類の生息状況調査 |